添加材料の手配で重要なのは、
先読みと臨機応変さ。
アルミ母合金の材料手配を主に担当しています。生産管理の担当者と打ち合わせ、生産計画に応じて発注するのですが、お客様の注文内容は直前に変更となることが多々あります。一方で、シリコンやマンガン、クロムといった材料は輸入品のため、注文から納入まで1~2カ月かかる場合も。お客様の状況を営業担当者にしっかり確認したうえで注文し、変更には臨機応変に対応しなくてはなりません。以前、ある材料が不足気味だったため多めに注文したところ、直後にお客様のニーズが減り、20tも余ってしまいました。材料の保管場所に困って上司に相談した結果、注文を待たずに取り急ぎ製品化し、余裕のあった製品倉庫に在庫として保管することで解決しました。現場の製造スタッフも、何か起きるといつも快く知恵を出してくれて、チームの一体感がある職場。私も日ごろから製造スタッフの声を聴き、より使いやすい材料を入手するよう努めています。
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小嶋 洋介
アルミ合金事業部
材料購入担当
炉の中で融ける材料の、
毎回変わる挙動を操る。
私は、母合金と二次合金の溶解作業のオペレーター作業を担当しています。仕事内容は、配合や分析、撹拌作業や鋳込み作業など、チームの皆さんと協力しながら行っています。二次合金は配合具合や温度が上がりすぎないように注意が必要ですし、母合金は濃度が高く温度も高い製品が多く、二次合金とは違った難しさがありますが、日々努力しています。入社4年目頃、温度が高く溶解作業が難しいAl-Ti(チタン配合アルミニウム)をうまく作業できた時は、大きな達成感がありました。アルミニウムはいろいろな形状や品質のスクラップがあるので、毎日違った原料相手にどう作業したらうまくいくのか考えながら楽しんで作業しています。最近では、いろいろなアルミニウムの製品を見ながら、この製品にはこの成分が添加されているとかマニアックな知識も増えました。これからも添加金属によって性能が変わる、奥が深くて素晴らしいアルミニウムを世の中に広げられるように頑張っていきたいと思います。
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吉野 弘峻
アルミ合金事業部
製造担当(精錬工)